風の木ブログにご訪問いただきまして
ありがとうござます
台風18号は各地に被害をもたらしながら日本列島を縦断、今日北海道を直撃しました。近年「100年に一度」とか「見たこともない」と比喩されるような事象が世界中で起きていて日本も例外ではなく様々な異常気象に見舞われています
昔から暴風雨などが吹き荒れたときは土地の浄化や禊などと言われていますが、もうそんな域を超え始めていると感じるのは私だけでしょうか。被害に遭われた皆さまへ心よりお見舞い申し上げます
=======================
すっかりブログもご無沙汰していましたが、2017奈良!神社巡りの旅を数回に分けて書いてみたいと思います
出発日の朝、台風直撃予報が外れ釧路は晴天となりました
朝8時台のANAで釧路→千歳→大阪伊丹と乗り継ぎ13時5分に伊丹空港に到着
空港リムジンバス10番乗場から伊丹空港→JR奈良駅(片道 所要時間75分 料金1480円)
けっきょくこの日奈良に着いたのが16時近くで、北海道からの移動は一日がかりになってしまうのがいつも残念だなぁと感じるところ
この日は皇太子殿下と雅子さまがご公務のため奈良に訪問されていて、バスの中から見た近鉄奈良駅ではたくさんの人が公道を埋め尽くし日の丸の旗を振り歓迎されていました
JR奈良駅到着後、宿泊先である駅前のスーパーホテルへチェックイン
この日はもう時間もないので奈良まち通りを歩きながら興福寺へ
奈良まち通りは興福寺~東大寺~奈良公園~春日大社へと続いていて、足が丈夫ならば普通に歩いてゆける距離
奈良まち通りから見た興福寺へと上がる階段
この階段を上ると最初に目につく南円堂。奈良にいる間は毎日手を合わせに来るお堂
南円堂:弘仁4年(813年)藤原冬嗣が父・内麻呂追善のため創建した日本最大の八角堂。堂内には国宝である不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)を安置
※興福寺南円堂 不空羂索観音【ふくうけんさく(けんじゃく)かんのん】
不空羂索観音 悩める人々を救う言われる千手観音。しかし、千の手を持つ観音様の指からも持ち切ることができずぽろぽろと零れ落ちてしまう人々がいるそうです。不空羂索観音は背中に網を背負っており、その網で零れ落ちた全ての人を漏れることなく拾い上げ、救済する観音様と言われている。7年前ご縁をいただき奈良入りしました(画像はポストカードを撮影)
南円堂横にある一言観音堂は知る人ぞ知る一言の願いだけ叶えてくれるというお堂
※この画像はお借りしました
神社巡りで個人的なお願い事をすることはないけれど、ここは一言お願いをするお堂(欲張ってふたつもみっつも願っちゃダメなんですよ)何を願ったかは内緒ですが…
東金堂と五重塔
国宝館にはご本尊の千手観音菩薩をはじめあの有名な阿修羅像他、仏像、絵画、経典、歴史資料などの国宝や重要文化財が安置されていて圧巻です(耐震補強工事のため今年いっぱい休館中)
興福寺本坊(中の撮影はできません)
興福寺境内にはこのように国宝館、南円堂、西金堂、北円堂、東県立金堂、三重塔、五重塔、本坊など数多くのお堂や塔などが建立されていて、この集まりを伽藍というそうです
興福寺は平城遷都と時を合わせ、和銅3年(710年)藤原不比等により父(藤原鎌足)の病気平癒の祈願のため建立されました。奈良時代、藤原氏の勢力の大きさによって繁栄し、平安時代には春日大社と一体化(神仏習合)。大和一国を支配し、明治期までその勢力を誇っていました。興福寺には阿修羅像等インドの神に由来する仏像が数多く安置されています
興福寺の記事が長くなってしまったので一度終わりますね
奈良へ行かれたときは興福寺へも足を運んでみてください。私が巡るのは神社だけなのですが、奈良で唯一足を運ぶお寺です
一言観音様へのお願い事は一言だけですよ!一言!^^
奈良は深過ぎて、来るたびに深くなって、ますます好きになって…ホント困る…かも