身曾岐神社は八ヶ岳南麓、標高888mの神域に鎮座し、天照大神・身曾岐自在神【井上正鐵】の二柱をご祭神とする道大本の神社です
檜の柱、麻布の壁代と人工物を一切使用せず作られた光と水が一点に結ばれる構造の神域 禊殿で身曾岐祓のご祈祷が行われます
静粛な空間に水音だけが響く厳かな雰囲気の中ご祈祷が始まりました
途中、頭を下げ 祓いの祝詞をお受けしていた時に、頭の方から静かに風が吹き始め、肩、背中、腰へと祝詞が終わるまでさわさわと吹き続けており(もちろん窓や入口は空いてません)
その後 清浄を意味するという麻と紙を刀で神主さまが裁ち切るのですが、その断ち切った瞬間、体がブルブルと震えました
禊殿から出た後「何か感じられましたか?」と聞かれ、そのことをお伝えすると「よかったです。禊れましたね」と言ってくださいました
何かとても尊い経験をさせていただき、清々しい気分のまま今回の山梨入りの一番の目的であった水木鈴子先生の花の美術館に向かいます(神社とはご近所なのです)
水木先生は長年人のために無償の愛で尽くされ、与えて、与えて、ただひたすら与えて、普通では到底真似ることができない神か仏のような行いを現在も続けていらっしゃる方です
誰でも「あぁ、あの方ね」とわかるような著名な書道家や作家、医学博士、大学教授などの方々が皆、水木先生を慕いこの花の美術館にやって来られるそうです
もちろんそんな偉い方ばかりではなく、私のような一般人や困難な状況に直面している人、様々な方が来館されます
私がここで水木先生のことを語るまでもなくたくさんの方々が先生の素晴らしさを知っており、ネットで検索をしていただければ数々の素晴らしい先生の活動や生き方がわかると思います
水木先生はとてもお忙しく、普段は美術館に伺ってもあまりお会いできることがないということ知っていましたので、先生のエネルギーを感じるだけでも…思っていました
車を駐車し、美術館の階段を上がりドアを開けたところ、入口付近で先生は割烹着姿で立っておられ、真っ直ぐに私を見て「あら、あなた…北海道から来たのね」とおっしゃいました(私はその時…そう寒そうな服装だったわけでもなく特別田舎臭い服装だったわけでもないとは思いますが^^)
長年、尊敬し続け、いつか絶対にお会いしたいと願い続けていた水木先生の私を見つめる真っ直ぐな視線と、慈愛のような暖かいエネルギーに包みこまれ恥ずかしながら涙が溢れてきました
先生はご友人とほうとうを食べに行かれる予定だったらしく、お出かけの準備をしていたにもかかわらず、その後は一時間あまり私に絵の説明や、山のようなお手紙を見せてくださったりと、偉い役に就いていようがいまいが、有名であろうがなかろうが、誰にでも平等でそして私と同じ目線に立ち相手をしてくださいました
その後「ほら、あなたはこれを持って帰って食べなさい」と、お菓子や水にご自分の癒しのエネルギーを入れてくださり、手提げ袋いっぱいのお土産まで持たせてくださいました
その日ペンションで飲んだそのミネラルウォーター!砂糖でも入っているかのように甘く変化していました
水木鈴子先生の詩画集「幸福あげます」
表紙に不思議な絵本とありますが、この詩画集は読む人の心・体の病も癒すと言われています
この詩画集は自分で買うというよりも人の幸福を願い、人にプレゼントととして贈る詩画集だとスタッフの方が教えてくださいました
確かにこの詩画集を見つめていると不思議と
大丈夫…という安心感が沸き上がってきます
あくまでもプライベートな私事の出来事だったのですが、この日は私の長年の夢が叶った最高の一日でした
願い続けたなら夢は叶うものなんですね。
水木先生に出会うことができた奇跡に感謝します
お読みくださいましてありがとうございます