釧路シンギング・リン音響セラピー風の木「響かせるということ」

「風の木」は北海道釧路市の住宅街にある音響セラピーサロンです

ご近所のスーパーじいちゃん

 

 風の木ブログにご訪問いただきまして
            ありがとうございます

 

またまた他愛もない話しなのだけれど、どうしてもこれ書きたい!

 

わが家の斜め向かいのお宅には御年95歳のおじいちゃんが60代の息子さんと二人で暮らしている

 

じいちゃんの口癖は「私はもう95歳だからね~もうすぐ死ぬんだ~」である

 

だから私は「あと10年は死なないと思うけど」と毎回同じ返事をしている

 

私が庭に出ているといつも「有田さ~ん」と言って手を振ってくれる^^

 

二年前のある日の夜、じいちゃんは入浴中に倒れ救急車で運ばれて行った

 

それから1ヶ月ほど経って

 

「じいちゃん…きっともう帰って来れないわ😢」と思いながら庭で土いじりをしていると

 

「有田さ~ん、有田さ~ん」とじいちゃんのか弱い声が風に乗って聞こえてくる

 

もしかして…ドキドキ・ドキドキ ちょっと怖い

 

恐る恐る顔を上げると「頑張るね~無理したらダメだよ~」とじいちゃんは我が家の塀の向こうに立っていた😲 帰ってきたー

 

そして昨年、またある時期からじいちゃんを見かけなくなり息子さんに聞いたところ

 

今度は交通事故で腰の骨を折ったとのこと!94ですよ!

 

「今度こそダメだ、今度こそ無理」

 

でもじいちゃんは4ヶ月後にやっぱり帰ってきた

 

「こ、腰、痛くないの?」と聞く私に「そりゃ~痛いけど~ギブスしてるから大丈夫だよ~」

 

普通にしゃんしゃん歩いている

 

何と言うじいちゃんだ…もう言葉も出ない

 

スーパーじいちゃん!

 

そして先週やっと畝を作り野菜の種を蒔いているとじいちゃんがやって来て

 

「あんたとこ(家)の桜は上品な風情の桜だね~」と言う 語尾は必ず延びるんだ

 

「この桜、前はそっちにあったのに何で移動させた~」とじいちゃんが聞くので

 

雪が降った時、除雪の邪魔になるからと答えたら

 

じいちゃんは「は~?虫?」「いや、雪」「虫?」「雪」「虫…」「雪っ」と6回ほど繰り返し

 

「や・ゆ・よ・の  「ゆ?」

 

「そう!ゆ、ゆき」 「むし?」 

 

そしてじいちゃんは呆然とする私を後目に

 

「虫は飛ぶもんで、降るとは言わないよ~正しい日本語を使わないとダメだよ~」と言って帰っていった (“゚д゚)

 

いや~参ったわぁ~ 恐れ入りましたm(_ _)m

 

ちなみに健康の秘訣を聞いたところ…

 

毎日欠かさず晩酌することだそうです(笑

 

でも…私が思うには

 

おじいちゃんの奥様はまだ施設に入院しているらしく、きっと心配で自分が先には逝けないと思っているのでしょう

 

何だか、昔の自分のじいちゃんのことを思い出す、そんな毎日です

 

ありがとうございます

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