明日1月7日は「人日の節句」で和名「七草の節句」の日です
日本の伝統行事である五節句は
奈良時代に中国から伝わり、日本の宮中行事と融合され、後に江戸幕府によって「式日(行事、祝日) 」と定められ、次第に一般の人々にも定着していったとされています
1月7日 …人日(じんじつ)の節句
和名 七草の節句
7月7日 …七夕(しちせき)の節句
和名 七夕(たなばた)
9月9日 …重陽(ちょうよう)の節句
和名 菊の節句
節句とは
季節の変わり目・節目を意味し、邪気を祓い、一年の無病息災や五穀豊穣などを祈り、神様にお供え物をするご神事(お祭り)の日
その五節句の中で一年の最初の節句が「人日の節句」で(和名「七草の節句」)
そう!早い話し、七草粥を食べる日です
「せり・なずな /ごぎょう・はこべら/ほとけのざ/すずな・すずしろ/ これぞ七草」と和歌調で読まれ現代に伝わってきました
明日1月7日は
七草粥を食べ、邪気を祓い、一年の無病息災や豊作などを祈る日
一般的に知られている意味としてはお正月に食べ過ぎた胃腸を休めるため、と言うほうがピン💡 とくるかもしれないですね
スーパーに行くと生の七草粥セットが売られていて、我が家は毎年それで七草粥を作っていましたが、今年はフリーズドライされた七草を購入しました
七草粥を食べる時間帯は
基本は朝に食べます
中国からの由来を辿ると、出世を願い仕事に出る前の朝に七草粥を食べたそうですが、我が家は夜、夕食の時に炊いています(ご家庭の事情で良いと思います)
◆せり
湿地や水辺に多く咲き、良い香りが特徴
競り合うように生えていることから「競り勝つ」という縁起物
効能:ビタミンKを中心としたビタミン類が豊富。解熱、食欲増進、リウマチ、貧血症など効果がある
◆なずな
ぺんぺん草とも呼ばれ道端などに生えている「なでて汚れをはらう」とされる縁起物
効能:整腸、目にも良いといわれている
◆ごぎょう
ゴギョウ(御形)はキク科の植物でハハコグサとも呼ばれるもの
「人形」や「仏体」を表す縁起物
効能:喘息や風邪の予防(咳止め、痰を切る)利尿作用など
◆はこべら
ナデシコ科の植物でハコベとも呼ばれ、繁殖力が強くどこにでも生えています。茎に葉がたくさんつくことから「繁栄がはびこる」とする縁起物
効能:たんぱく質、鉄、カルシウムなどのミネラルが豊富で多くの栄養素が含まれる切り傷、鎮痛、虫歯の痛み(すり潰して貼る)
キク科の植物で正式名をコオニタビラコ(小鬼田平子)という。仏様が座る「安座」に似た葉のつき方をすることから「仏の安座」といわれる縁起物
効能:整腸、高血圧、アトピーなどの皮膚炎など
◆すずな
アブラナ科の植物でカブ(蕪)のこと
スズナは「神を呼ぶ鈴」といわれる縁起物
効能:ビタミン類やカルシウム、食物繊維が豊富で、根の部分には消化を助けるアミラーゼが多く含まれる。整腸、利尿、便秘、鎮静作用など
◆すずしろ
私たちがいつも食べている大根です
大根の根は「汚れのない清廉さ」を表している
効能:カブと同じく各種ビタミン、カルシウム、食物繊維、葉酸や消化を助けるアミラーゼが多く含まれため整腸、胸やけ、風邪の諸症状に効果がある
明日は春の七草粥をいただきながら無病息災を祈り、また一年元気に過ごしたいですね
【参考サイト/ちょっと便利帳様、他を一部参考にさせていただきました】